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2010年 10月 26日 ( 1 )

日本の心 茶の心

ブルブルブル。。。
急に冬がやって来ました。

いや、これはちょっと大袈裟かもしれないけれど、
本当にきょうは寒いです。

今月の最初は、夏のような暑さだったのに、
これだけ急に冷えるとは!

本当に、気候がめちゃくちゃです。
体調くずさないように、
皆さん、気をつけてくださいね。


この間の日記は、サイちゃん中心でしたが、
きょうは全く離れて、、、



ちょうど1週間前に、
ちょっとした、文化的な体験をしてまいりました。


平安神宮で行われた、献茶式に参加したんです。


きっかけは、こうです。

高校生の頃からの親友の、大学時代の留学生のお友達が、
5月に日本に来られたらしいのですが、
その時同行された友人が、日本文化をすごく好まれていて、
特に、茶道に興味を持っておられたそうなんです。
それで、上賀茂神社で行われた献茶式に行かれたらしいのですが、
大変感動されたそうで、
私の親友に、「あなたも、こんな素晴らしい日本文化をもっと知るべき。
是非、機会があったら、お茶会に行ってみてください。」
と言われたらしいのです。

そこで、、、、
独身時代、少し茶道をかじった私に、
「一緒に行かへん?」っと声をかけてくれて、
もう一人の親友とともに、行くことにしたわけです。

で、色々調べた結果、近々行われるのが、この平安神宮での献茶式。
「近々」といっても、これを見つけたのが6月でした。
4ヶ月後のために、
「扇子、菓子刀、、、、どこに仕舞ったやろ・・・?」
って、必死で探して、、、、、あったぁ~~!
25年以上ぶりに、目にしたわけです(笑)

申し込んだ淡交会から届いた券と一緒に、記念撮影(?)

日本の心 茶の心_c0049950_1454413.jpg


そして、待ち合わせた友達とともに、いざ! 平安神宮へ~~!

日本の心 茶の心_c0049950_1464683.jpg


うわぁ、やっぱり和服の人が多そう。。。
実は、着物を着て行くことも考えたのですが、
(今日庵に電話して聞いたところ、ほとんどが和服だということで、、、)
でも、やっぱり「たいそう」やし、やめました~。
第一、一人で着れへんし。。。

日本の心 茶の心_c0049950_1485177.jpg


大極殿です。
前にあるのは、右近の橘、左近の桜。
桜の季節になると、緑とピンクの対照が素晴らしいんですよね。

日本の心 茶の心_c0049950_1564839.jpg

この内拝殿に、宮司さん達と、お家元、そのご一門が入って来られ、
献茶式が始まり、
それを、控えめながらも撮っていたのですが、
撮影。。。禁止だったんです。
(あとでわかったことで・・・汗)
前のお家元は、写真を撮られることを特に嫌がったりされなかったらしいですが、
今のお家元は、かなり嫌われるらしいです。
私が座っているところは、柱が邪魔をして見えなかったのが幸い。。。
失礼いたしました! ごめんなさい!


そんなわけで、撮った写真は、ここには載せません。


この式典、思ったよりも長く、
そして厳かで、物々しい感じがしたのですが、
今回の献茶式は、
「孝明天皇御鎮座70年大祭」に併せて、行われたそうなんです。
その時知りました(爆)

神楽「平安の舞」というのが奏されたのも、そういう理由らしいです。


普段は入れないこの場所で、
お家元のお点前を拝見し、
お茶席に入る前のこの時点で、友達と、
「来てよかったねぇ~~。」って話していました。

そして私にとって、ここで、
すごく嬉しいことがあったんです。

一番前の席は、どうやら先生級の方々や、
ちょっと偉い方が座っておられたようなのですが、
ここからお茶席へ移動しようとした時、
なぁ~んと、独身時代にお世話になった先生が座っておられるのを見つけたんです!

「先生!」って声をかけたら、
一瞬「?」って顔されました。
私、よっぽど、当時より老けていたんでしょうねぇ。
「◎△◆(旧姓)です。」って名乗ったら、
「あぁ~~。」って。。。
「先生、ちっともお変わりにならなくて、、、」と言っても、
「いやぁ、◎△◆さんも。」とは、おっしゃいませんでした(爆)

結婚する前にお茶のお稽古を辞めて、
それからどこかで1、2度会ったことがあるかもしれませんが、
確実に、20年以上ぶりでした。

でも、先生は、依然として「シャキッ」とされていて、
独特の雰囲気は健在でした。
恐らく80歳前後。。。
というのに、ちゃんと和服を着ておられるし、
やっぱり、長年身に付いている習慣というか、
茶道の心得というか、そういったものが、
ああいう佇まいをずっと継続させるんやなぁって、
そんなことを感じたことも、
このお茶会を通じて得た収穫でした。


さてさて、献茶式が終わって、お茶席へ参りますよ~~。


日本の心 茶の心_c0049950_1517926.jpg


上に載せた券に書いてあるように、
「拝服席」「本席」「副席」「点心席」の4席が設けてあり、
好きな順番で廻ることができます。
それぞれの席の意味は、まだちゃんと調べていません。


私達は、まず、「副席」へ行くことにしました。

お茶室に入る前に、「待合い」で待つわけですが、
そこには、お道具や掛け軸、お菓子など、
その内容が記されている紙(なんというのか、知りませんが)が、貼ってありました。

日本の心 茶の心_c0049950_133396.jpg


こらこらっ。すぐに「お菓子」のところに目が行く私って。。。


日本の心 茶の心_c0049950_161347.jpg


お茶室に入ると、間もなく、
こうしてお菓子が、何人かの分を鉢に入れられ、
運ばれてきます。

そして、、、

日本の心 茶の心_c0049950_175346.jpg


なんと! 私の前に運んできてくださいました。

これが、上の写真に載っている「栗きんとん」ですよ。
全部いただいてはいけませんよ(笑)
前の人と、次の人に挨拶して、
自分の分だけ、お懐紙の上に乗せます。

こうやって、写真を撮っている人なんていません。
こっそり撮りました。
お茶が運ばれてきてからは、
手に取って、回して、、、、と、
必死で思い出しながらいただいたので、
撮る余裕はありませんでした。

結構なお点前でした。


次に向かったのは、「点心席」です。

日本の心 茶の心_c0049950_1123272.jpg


彩りが鮮やかですねぇ。


そして次は「拝服席」。

日本の心 茶の心_c0049950_1144040.jpg


この席は、点心席と同様、立礼席(りゅうれいせき)となっていて、
椅子に腰掛けて、いただきました。

この時点で、もうすでに、お腹は「たっぷんたっぷん」状態(笑)


最後に残った「本席」に行く前に、
そのお腹をちょっと落ち着かせようと、
しばらく神苑を歩くことにしました。

日本の心 茶の心_c0049950_1172090.jpg


泰平閣です。
御所から移築されたものらしいです。


ここで、ちょっと記念撮影~~。

日本の心 茶の心_c0049950_1181544.jpg


こうして3人で会ったのは、2年ぶりでした。
そういえば、高校を卒業する前に、
一緒に旅行したなぁ。。。
高校の修学旅行でも、同じ班でした。
あの頃の気持ちに、すっかり戻っていた私達。。。

ここから本席が行われている「尚美館(貴賓館)」へ行くのに、
実はちょっと迷ってしまいました(笑)

でも無事たどり着き、お茶室に入る前に、まず「待合い」へ。。。

日本の心 茶の心_c0049950_1232492.jpg


この席の待合いでは、こうしてお道具も展示されていました。
そしてまたまたお菓子の名前に目が行く私。。。

ほほぉ~~。今度は「老松」さんのお菓子をいただけるんやぁ~~。
と思っていたら、
この「紫光」というお菓子が、この待合へ運ばれ、
ここでいただいたのでした。


なかなかお茶室に入れなかったのですが、
それは、どうやら、お正客になるのを、皆さん渋っておられたそうで、、、

あ、、、ご存知の方も多いと思いますが、念のため、、、、

「正客」というのは、亭主に一番近いところに座る先頭の客のことで、
亭主に挨拶をしたり、
「問答」といって、お茶をいただいたあと、お茶杓など、お道具について色々尋ねたりして、
お点前のあとの、厳かでかつ、雅な雰囲気を、
うまく、気の利いた会話で盛り上げなければならない、重要な役割があるのです。

日本の心 茶の心_c0049950_21303413.jpg


やっとお茶室に入り、どんな方がお正客を・・・?と思って、見てみたら、
このように、わりとご年配でした。
お正客の重要な役割を、このご婦人が、
大変素晴らしく果たされました!
この日の天候のことから始まり、
まるで、簡単な台本があるかのように、
実に適切なお言葉で、亭主との会話を繰り広げておられました。
なんと、この方、名古屋から来られたそうで、、、、
「着物を着られたのは、一体何時やったんやろ?
まるで、花嫁さんのこしらえみたいやん。」
って思いました。


日本の心 茶の心_c0049950_15241350.jpg

これ、畳を撮ったのではないですよ。
しっかりカメラを構えるとよくないと思い、
お腹の前の辺りで、こっそりと撮ったものを、
すこしぼかしたものです。

亭主が入ってこられる前に撮りました。


この席でのお茶は、お濃茶だったんです。
薄茶なら、「都をどり」や「鴨川をどり」などのお茶席で、
数年前にいただいたけれど、
お濃茶は、お稽古を辞めて以来、初めていただきました。


日本の心 茶の心_c0049950_130357.jpg


いただいたあと、掛け軸やお道具を拝見。
中には、私のように写真を撮っている方もおられました。



こうして、私達の「お茶会体験」は終わりました。

凛とした緊張感の中にも、
お茶を習っていた時の初釜や、炉開きのお茶会ほど、堅苦しくなく、
和やかな雰囲気に包まれ、
忘れかけていた、懐かしい時間を過ごせた気持ちになり、
やっぱり行ってよかったです。

2年後ぐらいに、違う場所で行われるお茶会にも出席して、
雑多な日常から離れ、
日本の文化を楽しむひとときを、共に過ごせたら、、、、
と、3人で約束しました。


お茶会を楽しんだだけでなく、
久しぶりに、お互いの悩みや、苦労など、いっぱ~い語り合い、
すごく有意義な時間を過ごすことができました。

ふたりとも、あの日はありがとね~~♪


日本の心 茶の心_c0049950_21413247.jpg
                    (2009年10月30日撮影)

「おかっしゃん。この間は、普段のおかっしゃんでは考えられへんような、
静か~な雰囲気のところへ行ってきたんかワン?
にぎやかな『ライブ』っていうのもええかもしれんけど、
たまにはそういうところへ行って落ち着くのも、ええことやと思うワン。」

サイちゃん、、、あんた、よぅわかったようなこと言うやん。

by sai-n.1020 | 2010-10-26 22:22 | 風景