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その後

前回の日記を書いてから、
さらに秋らしくなってきました。

街を歩く人も、すっかり秋の装いと変わってきました。


とともに、リリィーちゃん、、、、
さらに小さくなってきています。


元の飼い主さんに、美味しいものを食べさせてもらっていた頃、
20キロ以上あったリリィーちゃんが、
6キロ台にまで痩せてしまいました。

ちょうど、サイちゃんの最後の頃と同じぐらいの体重です。


食べなくなって10日経ちました。
ここ1週間は、大体1日おきで、点滴に通っています。

でも、
病院へ1日行かないと、それがもとで、
リリィーちゃんの死期を早めてしまうことにならないか・・・・?
と、またまた自責の念にかられたりします。

「そんなこと思う必要ない! これだけ看てきたんだから。」
と、周りの友達や知人は言ってくれます。
確かにそのとおりかもしれません。
でも、「これだけ看てきた。」とは、自分で言うことじゃないし、
私はそうは思いません。
ただ、リリィーちゃん自身、毎日病院へ行き、
注射針を刺されてしまうのも、実際負担になるし、可哀想なのです。
でも、点滴してもらうことによって、
少しでも一緒にいられる・・・そう望みを持って、
カートに乗せて行く日々です。


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病院に着いても、こうして、じっとうつむいて佇んだまま。
長く待つ場合は、椅子の下にもぐりこみます。

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行き帰りの道で、ついこの間までは、すぐカート上で立ったのですが、
もう、、、全然、、、、立ちません。


「点滴のみ」というのも、あまりにも悲しすぎるので、
少しの気休めにすぎないですが、
シリンジを使って、栄養食をやろうとするのですが、、、

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ほんの微量を、飲み込んでくれたかどうか「?」な状態です。
誤嚥してはいけないし。。。
(「誤嚥」に関しては、亡父のことがあって、どうしても神経質になってしまいます。)

今思えば、前に動画で載せた、しっかり食べているリリィーちゃんは、
やはり、「お腹が空いたから食べたい。」という意思で食べていたのではなかったのかもしれません。
たまたま、口に触ったから、取り付かれたように食べている、、、という様子でしたから、、、

わんこが認知症に陥る姿は、やはり見ていてすごくつらいです。
そして、今これだけ体力的にも弱ってきていて、
ますます不憫に思えてなりません。


そんなリリィーちゃんの姿を見ながら、
サイちゃんのことを思い出していると、
色々な様子が、頭の中でよみがえってきます。


サイちゃんの場合、「心タンポナーデ」と診断され、
心嚢水を抜いていただいて、
またその心嚢水が溜まっていないかと、
まるで爆弾を抱えているような不安に、苛まれていました。

それでも、食べることに関しては、リリィーちゃんのように問題があったわけではなく、
里芋やササミを茹でたものを手でやると、
少量ではあるけれど、食べてくれました。
息をひきとる前日まで、食べてたなぁ。。。

その反面、サークルに入れるようになってからは、
夜中に必ず何回か泣き、その声で目が覚めました。
そして、ジャーキーをやると、それを食べ、再び眠る、、、といった毎日でした。
「泣く」ということは、どこか苦しかったのかもしれません。
(認知症からくる泣き方ではありませんでした。)


それに比べ、リリィーちゃんは、
調べれば、ひょっとしたらお腹の腫瘍が悪性かもしれないけれど、
今のところ、どこか特に悪いところがあって、ひどく苦しんでいるわけではありません。
いたって、穏やかな顔をしています。

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この洋服、サイちゃんの形見です。
数日前の朝、「この秋一番の冷え込み」と言われたので、
その前日の晩に着せてみました。
リリィーちゃんは、胴長なので、
腰が見えてしまってますが。。。


「食べて出す」ということに関しては、
サイちゃんは、亡くなる前日までできていましたが、
リリィーちゃんは、おしっこは出ていますが、
う〇ちは、先月26日、病院で体温計を肛門に突っ込まれたとき、
それが刺激になって、漏らして以来、していません。

あれが、最後のう〇ちになってしまった。。。(涙)


いつどうなるか、わからない状態であると、
きょう点滴に行った時に、先生に言われました。
でも、2ヶ月も、点滴だけで生き続けた子もいることも聞きました。
その子は、家で点滴を続けていたらしく、
リリィーちゃんも、それを薦められたのですが、
私、、、リリィーちゃんの首に針を刺すなんてこと、できひん、、、
やっぱり、する時は、先生にお願いしようと思います。



リリィーちゃんの思うままに、
リリィーちゃんが苦しまないように、
リリィーちゃんが、「今」と思う時まで、
このまま穏やかに過ごしてくれることを、祈るばかりです。



よく考えてみたら、私、リリィーちゃんを抱っこして写真を撮ったことがありませんでした。
この間、主人に「撮って。」と頼みながら、「はっ。」と思い出したのが、
サイちゃんを抱っこして、主人と撮り合いをして、
それから11時間後に、眠ってしまったということ。
なので、撮るのを躊躇したのですが、
「撮り合い」じゃなく、私ひとりだけ撮ることにしました。



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この日の翌日からきょうまで、
リリィーちゃん、頑張ってます!




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                (2009年10月5日 柴母のみんなが来てくれた日に)

「おかっしゃん。ワタシよりも大変やワン、ワタシの娘。
でもワタシは、おかっしゃんが口に入れてくれたご飯を、
美味しいと思って食べてたワン。
ワタシの娘、美味しいと思えへんのが可哀想やワン。
でも、親子でも、弱り方は違うから、仕方ないワン。」

サイちゃん、この頃、あんたのことや、
リリィーちゃんの赤ちゃんの頃のことを、いっぱい思い出して、
今のリリィーちゃんの姿を見ていると、
すぐ涙が出てしまうねん。
きょうも病院で、また泣いてしもた。
でも、リリィーちゃんがそんなに苦しんでないことを感謝しながら、
できるだけ悲観的に考えんと、
穏やかな気持ちで、毎日過ごすようにするし、
サイちゃん、あんた、ちゃんと見守ってってや。

by sai-n.1020 | 2011-10-05 23:12

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