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1年が経って

先日の日記にも書きましたが、
この間の1月18日で、
サイちゃんが永遠の眠りについて、ちょうど1年経ちました。

夜中の1時50分。

実はこの1年間、
夜になって、ついウトウトとうたた寝をし、
そのあと起きると、復活してしまい(笑)、
そのまま、その1時50分まで、
目がギンギンに冴えてしまうことが、よくありました。

「この調子なら、、、18日のその時間、
起きてられるやん!」って思った私。

ところが、、、その、肝心の18日。

熱を出して、早く寝てしまっていましたzzzzz...

あぁ、なんて情けないっ!
ここ5年以上、熱なんて出さなかったのに、
あの日に限って!
なんて不運なことでしょう!
サイちゃんもきっと、
「おかっしゃん、肝心な日に起きてへんって、
おかっしゃんらしいワン。」
って、呆れてるやろなぁ。

あるいは、
「仕方のないおかっしゃんやワン。
でも、ワタシもその時に寝たんやし、
同じように寝てたらええんやワン。」
って思っていてくれたかなぁ?(←勝手な解釈。)


あの時間に起きてはいられなかったけれど、
あの日、あの瞬間のこと、
何度も何度も思い出しては、
「サイちゃん、サイちゃん、、、」と呼んでいます。


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夜が明けて、しばらく経った8時27分に撮ったサイちゃん。

この時、
「サイちゃん、、、なんで目を開けてくれへんのぉ~?」
って、真剣に思ってた、、、、


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そしてこれは、
リリィーちゃんを散歩させて、そのまま家に連れて入って来て、
「最後の母娘の対面」をさせた時。
この日から約2週間後に、リリィーちゃんは、我が家の子になりました。



もう今は、ただ、ただひたすら、、、、
サイちゃんのことを愛しく想い、感謝し、
向こうの世界で、他のわんこ達と、仲良くやっていてくれていることを祈るのみです。

感謝といえば、
何度も書いたけれど、
サイちゃんがリリィーちゃんを残していってくれたこと、
本当にありがたいんです。

腑抜けの殻状態になっている私だったけれど、
「散歩」を継続してすることができ、
ペットロスにならずにすませてくれた、、、、
サイちゃんとリリィーちゃん、両方に感謝です。


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このリリィーちゃん、めっちゃサイちゃんに似てるでしょう?

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こういう、お笑い系の写真をよく撮ったのも、
母娘で、似ているところです。

リリィーちゃんを連れて歩きながら、
しょっちゅう、「サ~イちゃん♪」って空に向かって呼んでいます。
きっと、散歩している娘の様子、
サイ子は見つめているはずです。

「もう、『あのでっかい子』って呼べへんほど、
ほっそりしたワン。この子。。。」って、思ってるかも~。



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新しいお榊に変えて、お花をちょこっとだけお供えし、
そして、、、

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去年、前日まで喜んで食べてくれていた焼き芋もお供えして、
手を合わせました。


去年の18日からずっと、
この日記の中で、
実にたくさん、何度も同じようなことばかり、
サイへの想いを書き続けてきました。

でも、18日から19日にかけて抱いた想いは、
どう表現していいかわかりません。
「1年経った。。。」
そのあと、何て書けばいいか、わかりません。
とにかく、一言では言い表せないんです。


こういう想いは、
すでに経験されている方なら、わかってくださるかもしれません。

そして、これから1年半、2年、2年半、、、と、
どんどん年月が経つにつれ、
サイちゃんへの想いは変わらないものの、
落ち着きというか、何かひとつの壁を越えた感じの、
特別な、私とサイちゃんにしかわからないものが、
加わっていくのかなぁと思ったりします。




この日の1週間ほど前に、テレビのCMで、
聴き慣れた曲が流れてきたので、耳をすませました。

「オンブラ・マイ・フ」です。

以前よく聴いていたのは、キャスリーン・バトルの歌だったのですが、
今回は違うようです。
テレビの画面を見たら、
NTTのCMで、カエルがスイスイ泳いでいました。

「オンブラ・マイ・フ」は、
ヘンデルが作曲したオペラ「セルセ」の第1幕第1場の中のアリアで、
「優しい木陰」と、よく訳されているようです。

この曲名は、イタリア語歌詞の

Ombra mai fu di vegetabile, cara ed amabile, soave piu.
「 こんな木陰は 今まで決してなかった
緑の木陰
親しく、そして愛らしい、
よりやさしい木陰は 」


の歌い出しの部分からとられているそうです。


親しく、そして愛らしい、よりやさしい・・・・・・

それって、まさに、サイちゃんやん!

(ただし、「やさしい」というのは、普段はガウガウサイちゃんであっても、
私が何か悩んでいることを話すと、黙って聞いてくれていたということですよ。)


ということで、まるで「こじつけ」のようなんですが、
無性に、この曲を弾いてみたくなりました♪

毎回のことと同様、
聴かせるほどじゃないけれど、
この曲、すご~~く心が洗われるので、
もしよかったら、聴いてみてください。
あ、、、私の演奏では、心が洗われへんなぁ。。。







大した演奏でもないのに、
無理矢理聴かせてすみません!

神聖な感じのする曲なので、
弾きながら、サイちゃんに包まれているような気持ちになり、
1年経って、ますますサイちゃんと繋がってきたと、
実感しました。



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                (2010年1月19日 葬儀場へ向かう直前に撮影。)

「おかっしゃん。この頃夜中になったら目が冴えてたくせに、
ワタシが眠った、あの時間に寝てしもてたおかっしゃんには、
確かにちょっと呆れてしもたワン。
でも、しんどかったんやし、仕方ないワン。
ワタシが、これからもおかっしゃんに元気を与えようと、
エネルギーを送った、その熱やと思ってくれたらええんやワン。」

サイちゃん、やっぱり一言、言わせてくれるかぁ?
サイちゃん! あんたを抱っこしたい!

by sai-n.1020 | 2011-01-20 21:26 | サイ

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