人気ブログランキング |

サイが残していったもの

サイが眠ってから、2週間半が経ちました。

早かったような、ずっと前のことだったような・・・?

かなり気持ちは落ち着いてきましたが、
不安定な時もあります。

前にも書いたように、ほとんどが平常心でいられるのですが、
一旦壊れると、、、主人に叱られてしまうような状態になってしまいます。

でも、大丈夫ですから、ご安心を。。。
・・・って、こんなこと書いておいて、安心させようとする方が無理?
いやいや、本当に、普通~~に過ごしているので、心配なさらないでくださいね。


サイの使っていた食器、おもちゃ、ベッド、毛布、洋服、リード、、、その他もろもろ、、まだまだそのままにしてあるのですが、
きょうは、いくつか、サイが残していったものについて、書いておこうと思います。


まず、テーブルの上に、処分するでもなく、どこかに片付けるでもなく、置いたままになっているのがこれです。

サイが残していったもの_c0049950_17292620.jpg

1月15日、最後に病院へ行った時にいただいた薬です。
まだたくさん残っています。
サイちゃん、、、、おかあさんがお腹痛くなったら飲んでもええかなぁ・・・?
サイが残していったもの_c0049950_1544436.jpg

        (1月4日 次男に抱っこされているところです。)


その時のレシートも、財布に挟んだままでした。
サイが残していったもの_c0049950_17312368.jpg

これ、、、なぁんか捨てられへん、、、

サイが残していったもの_c0049950_1552465.jpg

        (同じく1月4日です。) 

サイちゃん、そんなこと気にせんでええねんで!


そして、冷蔵庫を開けて、「あぁ~~~。」と思ったのがこれです。

サイが残していったもの_c0049950_14305337.jpg

薬を飲ませる時、このウインナーに挟むと、なんとか飲んでくれたのです。
このウインナー、サイの食べ残しということになります。

朝と晩の食事の時に、ウインナーに挟んだ薬を飲ませる。。。。
ついこの間までやっていたことなのに、
なんだか、かなり前のことのように思えてしまいます。

食事の話が出たところで、1月の初めに書こうと思っていたことを、これから書いていきますね。


昨年の11月頃に食欲が落ちた時、
ササミを湯がいたものや、ma-saちゃんが作ってくれたふりかけをかけると、ちゃんと食べてくれました。
そして、里芋をゆでてやると喜んで食べてくれたので、ササミと里芋を欠かすことなくスーパーで買う日々が続きました。
里芋は、もともと、けんたのねぇさんが送ってくださったのを食べさせたのがきっかけでした。
タンパク質の吸収を促す里芋。。。
サイの身体にとって良いものならもちろん、
食べてくれるなら何でもいいから、お腹の中に収めたい、、、
そんな気持ち一心で過ごしていた年末に、
リリィーちゃんを預かってくださっていたおばあちゃんが、
お手製の焼き芋をくださいました。

サイに食べさせると、、、喜んで食べました!
繊維質が豊富なさつまいも。。。
これも毎日食べさせたい!
そこで、手間がかからずに焼き芋を作れる道具を見つけ、
いつもお世話になっている「価格ドットコム」で最安値のショップを探し当て、購入したのです。

その時撮って、画像処理した2枚の写真、、、、
「今さら、、、、」という感じなんですけど、見てもらえますか?



サイが残していったもの_c0049950_15112110.jpg

あぁ、サイちゃん、、、
あんた、この写真撮ってた時は、サークルの中にいたんやなぁ、、、、


「15分でOK」と書いてありますが、我が家の古いレンジ(25年選手)は500Wなので、18分でできあがります。

ただ中に入れて「チン」するだけ。
その「できあがり」はこんな感じ~。

サイが残していったもの_c0049950_15124825.jpg


この2枚の写真、、、、「没」にならずによかった、、、


1月に入ると、サイはフードをあまり食べなくなり、
私が用意した、焼き芋、里芋を茹でたもの、ササミを茹でたもの、、、
その3セットを、スプーンで、最後には手でやっていました。
スプーンで食べなくても、手だと食べてくれたので、
サイと心がすご~く通じ合っている気がして、めっちゃ嬉しかった。。。
そして、パクパク食べてくれると、「あぁ、食べてくれる! なんてありがたいんやろう。」って感謝していました。
間違って、私の手のひらの皮まで噛んでしまったこともありました。
でも、痛くても、、、全然苦痛じゃなかった。
それだけ、勢いよく食べてくれてるんや、って考えると、
「もっと噛んでもええよ~~。」とさえ思いました。
「食べて出す」という、当たり前のことが、1日にちゃんとできることを、心から喜んだ日が続きました。


こういう内容のことを、サイが眠る少し前に、書くつもりをしていました。

もっともっと、この「ポテトロ」を活用したかったけれど、、、


ポテトロが入っている箱の側面に、「じゃがバター」も作れると書いてあるのを主人が見て、
「わしのために、じゃがバター作ってくれ。」
なんて言ってるけれど、
メタボを真剣に悩んでいるくせに、そんなカロリーの高いもん食べて大丈夫なん?


サイちゃん、これ、めっちゃ簡単に焼き芋が作れるし、
またおかあさんが食べたくなったら作って食べるね~~。
あんたのおかげで、「や~きいも~♪ い~しや~~きいも~~♪」の声が外から聞こえてきて、ほしくなっても、自分で焼き芋作って食べれるし、
やっぱり買って良かった。


サイのために買った里芋とさつまいもは、すでに使い切ったのですが、
ササミが、まだ、、、
冷凍庫の中に、どっちゃり残っています。
う~~~ん。。。レパートリーの乏しい私、どうやって使おう?
サラダとか、まぁ、少しずつ使っていくね。サイちゃん。。。




そして、サイが残していった最大のもの、、、いや、「もの」じゃなく、この子、、、、





サイが残していったもの_c0049950_23103843.jpg


そう、サイの娘、リリィーちゃんです。


ここで、まだご存知でない方に、一応説明を。。。


サイは、1997年2月、3匹の子犬を産みました。
(育児をしていた頃のことは、このページをご覧ください。)

そのうちの1匹がリリィーちゃんです。
ご近所のご夫婦が飼ってくださっていたのですが、
今から6,7年ほど前に、奥さんが亡くなり、お父さんとリリィーちゃんだけのご家庭となってしまわれました。

このお父さんが、昨年の4月に病院へ運ばれて、
お気の毒なことに、恐らくもう、出られない状態なんです。

リリィーちゃんのことを思うと、
何ともやりきれない、可哀想で何とかしてあげたい、
でも、サイがあの状態だから、どうしようもない、
という心の葛藤で苦しむ日々。。。
だけど、やっぱり今は、自分の娘、サイを優先しよう、、、と決心し、
ご厚意で預かると言ってくださったおばあちゃんに、リリィーちゃんを託しました。
毎日、夕方か夜の散歩だけは、欠かさず行ってましたが。。。

でも、そのおばあちゃん、かなりのご高齢の上、
ご自分も、3匹のわんこと1匹のにゃんこを飼っておられます。
足が少し動かしにくい状態なので、
ずっとリリィーちゃんを預かってくださるわけにはいかなかったのです。

で、、、、サイが眠ってしまったので、
おばあちゃんのお家から、連れて里帰りさせることになったわけです。



迎えるまでは、私、正直言って、、、、

「リリィーちゃんはサイちゃんの娘やけれど、サイちゃんとは違う!
サイちゃんと同じようには愛せへん!」

なんて、冷たいことを思っていました。
そういうことを、口にはしなかったけれど、心の中では、密かに思ってました。

主人は、私と違って正直で、
「ワシは、はっきり言うて、あいつはあまり、、、、」
なぁんてことを平気で言ってました。
「そんなこと、言わんといてあげて! サイちゃんの娘やろ!」
と言っておきながら、心の中で同じように思う私って。。。


でも、いざ迎えてみると、、、、


可愛いです!

何の抵抗もなく、玄関でどっしりと(笑)寝そべっている姿、
洗濯していると、ノッソノッソ私の方へ寄ってくる格好、
外出しようとすると、じっと私の顔を見つめる目、
そんなリリィーちゃんと接していると、
「おとうさんと一緒に暮らすことができなくなった可哀想な子。
しかもこの子は、愛娘サイちゃんの娘。
私らが大事にせえへんで、誰がする?
余生を穏やかに過ごさせてやらなあかん。
そうすることが、サイちゃんに対する感謝の気持ちにも繋がる。」
と思うようになったのです。



リリィーちゃん、あんたのことは私らに任せて!
あんたのお母さんも、そう望んでると思う。
それに、お世話になったおとうさんもおかあさんも、きっと安心しはると思う。

でも、、、まずあんたには厳しい試練が待ってるで。

とにかくもっと痩せなあかん!
我が家に来たからには、食事制限するで~~。
おやつは、おばあちゃんとちごて、滅多にあげへんから!
可哀想かもしれんけれど、あんたのためやで。
こんなにでっかいと、もっとおばあさんになった時、
足腰に負担がかかりすぎるし、絶対しんどぅなるで。
頑張って痩せよな~~。



こうして、気持ちを入れ替え、(入れ替えようとして)
サイの娘のリリィーちゃんとの生活が始まりました。

これで、いつまでもサイのことで泣いてはいられません。
サイが、自分の娘を、私達にちゃんと残しておいてくれたおかげで、
寂しい気持ちを少しは紛らせることができるし、
それに、わんこがいなくなって、ポッカリ開いてしまった心の穴を、
このリリィーちゃんが、しっかり埋めてくれそうで、
改めて、サイには感謝しなければなりません。


ずっと前にも書いたかと思いますが、
「サイ」という名前と「リリィー」という名前。
不思議な縁を、以前から感じています。
ご承知のとおり、「サイ」は「佐韋」であり、「笹百合」を意味します。
そして、「リリィー」は、もちろん「百合」。
示し合わせたように、母娘で、名前に共通点があるというわけです。
これって、すごいことだと思いませんか?



サイが残していったもの_c0049950_10355472.jpg

以前の日記に、このケースを載せたと思います。
中にフードが入っています。
もちろん今もこのままです。
リリィーちゃんは、飼っておられたおとうさんに可愛がられ過ぎて、
餌の与えられ方に、ちょっと問題がありました。
だからかなりの巨柴に。。。
おばあちゃんが引き取られた当初は、なかなかフードを食べなくて、困っておられました。
でも、次第に食べるようになり、
我が家に出戻って里帰りしてきてから、
サイが食べかけのフードを、ちゃんと食べてくれています。
おばあちゃんに感謝しなければ。。。
そして、餌入れに入れたフードを、自力でペロッと食べてくれるということが実に久しぶりで、何だか新鮮な感じです。

サイちゃん、あんたの娘なぁ、かなりの大食家やし、
おかあさんは厳しく食事制限して、おやつも滅多にやらへんこと、
あんたの娘やから、一応了承得とくわ。



そしてサイちゃん、おかあさんが急に寂しいならんように、
リリィーちゃんを産んどいてくれて、ほんまにありがとう。
あんたって、考えてみたら、偉大やわぁ~~~。
あっぱれな娘を持って、おかあさん幸せ。。。



サイが残していったもの_c0049950_058116.jpg

     (1月10日、またまた次男に抱っこされています。)


「おかっしゃん。あのでっかい子、私がお腹を痛めて産んどいてよかったワン。
ワタシより大人しいみたいやけれど、ワタシよりかなりでっかいし、
まずしっかり散歩させてほしいワン。
餌も、あまりやらんでもええワン。
この冬に要らんお肉がいっぱい付いてしもたおかっしゃんと一緒に、
頑張ってダイエットに励んでほしいワン。」

サイちゃん、あんたの許可を得たから、
リリィーちゃんの食事と散歩、かなり厳しくやっていくで~~。









昨年、サイのためにサークルを買ったこと、
その中で、ゆったりまったり過ごしたことは、すでに書いていましたよね。
あのサークルを買うにあたり、
商品のレビューのほかに、
サークルを使って介護をされた方のブログを色々探していたところ、、、

すごくほんわかしていて、心温まる、飼い主さんの愛情あふれた、
それでいて、私と同じく関西人の独特の、「ひとりツッコミ」などの面白さまで兼ね備えた(と言うと、失礼ですが)素敵なブログにたどりついたんです。

それが、このブログです。

柴わんこルナのまったり老犬生活


サイよりも3歳ほど年上のルナたん。
その分、おばあちゃん度は増していたようですが、
サイとは違って、ぽっちゃり体型をちゃんと維持していて、
(みどりんさんはそれを、「ひよこ饅頭体型」と呼んでおられました。うまいっ!)
それになんといっても、とにかく愛くるしい!
みどりんさんと、ご主人の手厚い介護を受け、
表情から、その感謝の気持ちがいつも現れていました。
そんなルナたんの心優しいおばあちゃんっぷりに、すっかり惹きつけられていました。
サイと同じく、和んこ堂さんのカレンダーにも載せてもらっておられたことも、親近感を感じるひとつの要因でした。
そして、みどりんさんのような介護生活を送りたいなぁって、憧れの想いを抱いていました。

先月、ちょっとブログにお邪魔しなくなっている間に、サイがあんなことになってしまい、
ますます見に行くタイミングを失ってしまって、、、


少し落ち着いたら、ルナたんの様子を見に行こうと思ってた矢先、
サイのお参りに来てくださった、こむわんこさんから、
ルナたんの訃報を聞きました。

私その時、絶句しました。。。

ルナたんを目標にしていたサイが亡くなり、
その2日後に、ルナたんも、、、、

サイと同じで、
みどりんさんの腕の中で、、、ご主人に見守られながらの最期だったそうです。


サイを通じて、今まですごくたくさんのお友達わんこ、その飼い主さんとの交流を楽しんできました。
サイは、最後の最後に、、、、
ルナたんというわんこを知るきっかけを作ってくれました。

2日違いなので、ひょっとしたら、虹の橋を渡る途中で、サイが歩くのに疲れ、
ちょっと休憩している間に、後ろからルナたんが追いついて、
そして、ふたり並んで、虹の橋を渡って行ったかもしれません。


改めて、ルナたんのご冥福をお祈りいたします。

by sai-n.1020 | 2010-02-04 20:01 | サイ

<< 泣いたり笑ったりの毎日で。。。 サイの気配り >>