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またまた反省 そして感謝

この間のブログでちらっとお見せした紅葉と、あるわん友さんがサイに会いに来てくださったことを、きょうの日記として更新しようと、下書きの状態で保存してあるのですが、
その後に起こった、身が凍りつくような出来事を、先に書きたいと思います。

思い出すのも恐ろしいので、あまり書きたくないのですが、
やはりお伝えしておこうと思います。


その日、夕方の散歩を早い目に行こうと、サイをカートに乗せて出かけ、
そのあとリリィーちゃんの散歩に出ようとした頃には、薄暗くなっていました。

この頃のサイの弱り方から、外飼いは止めていて、
私が留守の時は玄関で、家に居る時は2階の居間で過ごさせていました。
この時は、少しの間だから、、、と、2階の机の足にリードを繋げ、
サイに、「すぐ帰ってくるし~~。」と言って慌てて出て行きました。

長時間留守にする時は、グルグル回っている間にリードが巻きついて、危険な状態になるので、このようにして過ごさせることは避けていました。
この時の、「20分ほどやし。。。それに散歩のあとやから、サイちゃんは疲れて、すぐ寝るやろう。」という私の判断が、とんでもないことを引き起こすとは。。。


最近のリリィーちゃんは、サイと違ってサッサと歩いてくれるので、
チャチャッと散歩をすませ、急いで家に入って、2階に上がり、
「サ~イちゃん!ただい。。ま。。」とサイに声をかけた私の目に飛び込んだ光景は、
今思い出しても震えてしまうほど恐ろしく、目を疑いたくなるものでした。

サイの様子を想像されているかもしれませんが、残念ながらそのとおりです。
気を失ったような感じのサイが、ぐったりと、、、


私は「サイちゃん! サイちゃん!!
サイちゃん!!!

と叫び、机の足に巻きついてサイの首で留まっているリードを外し、サイを抱き上げました。
「ヒーヒー」と、わずかに口から吐く息。

そこから私がどういう行動をとったか、はっきり覚えていません。
断片的に思い出されることを書いていくので、
文章として、まとまりのないものになりますが、お許しください。



抱っこして慌てて階段を下り、外に出た瞬間、サイが脱糞したことに気づき、
それでもタクシーを拾うしかなく(主人に電話しても、出れなかった。)
走ってきた1台目の空車のタクシーをすかさず捕まえ、
「すみません!抱っこして乗りますし!病院へお願いします!」と強引に乗り込みました。
サイをしっかり抱きしめながら病院に電話し、そのあと主人から電話があり、「病院へ行って!」と叫び。。。

確か、運転手さんに「臭いですが、すみません!」って言ってたと思う、、、
私のジーンズの上に、サイがう〇ちをもらしていたから。

やっと病院に着いて、助手の先生にサイを渡し、
看護士のお姉さんが、「これを使ってください。」と、何枚もタオルを渡してくださって、
ジーンズにべったり付いたう〇ちを拭いていると、
どなたか飼い主さんが、「先に手を洗ったら?」って言われました。
気がつけば、確かに手にいっぱい付いていて。

しばらくしたら先生が、
「血圧も、血液の循環も落ち着いているので、今から〇△◇(何て言われたか忘れた。)してから説明します。」と。
「先生!このまま死んでしまわないですよね?!」と叫んだことは確かです。
「説明しますから、しばらくお待ちください。」と先生。

やがて主人が来て。。。
「いったい、どうしたんや?」と聞く主人に、「私が悪いねん!」と繰り返す私。
その時、診察待ち時間を示すモニター画面の、「急患診察中。ご了承ください。」という内容のテロップが目に入り、「サイちゃんのことや。。。」って、事の重大性をひしひしと感じました。


待っている間、とにかく気になるので、看護士さんに「サイは、、、どうしてますか?」と聞くと、
「大丈夫ですよ。意識もしっかりしていて、ちゃんと座ってはります。」とにこやかに答えられ、
ちょっとホッとして。。。


かなり待ってから、名前を呼ばれ、診察室の中へ。

エリザベスを付けてもらったサイが、抱っこされて奥の手術・処置室から出て来ました。

レントゲンを撮ってもらっていたらしい。

色々話されましたが、、すみません。ちゃんと覚えてないです。
ただ、肺の状態はしっかりしているけれど、今回のことと関係なく、心臓が異様に大きくなっているとのこと。

そこで、エコーも撮ってもらいました。

すると先生、ちょっと驚かれたようなご様子で、「心タンポナーデか。。。」と。
心臓と、その周りの膜の間に、心嚢水が溜まっているとのこと。
これを抜いてしまわないと、このまま心不全を起こすなど、危ない状態に陥ってしまう可能性が高いと。
ただし抜くには、針を刺さなければならないので、リスクを伴う。。。(麻酔無しなので、動いてしまう。)

私は迷わず「お願いします!」と頼みました。
先生を信じるしかありません。

手早く処置の準備をされ、診察台の上にさらにテーブルのようなものを置かれ、そこに乗せられたサイ。
不安そうなサイの顔をじっと見つめ、
「サイちゃん! 賢いからじっとしてるんやで! 
助けてもらおな!」

と叫び続け。。。

エコーのモニターを見ながら、慎重に針を刺そうとされる先生。
「ちくっ」と刺された瞬間、サイが「ぎゃん!」と言って動き、またやり直し。
それでも、しばらくすると「はい。ここまでできればあとは大丈夫。」と、先生は冷静に管をはめ込み、どんどん水が出てきます。
血が混じった、ピンク色の水がたっぷりと!


無事、処置が終わり、心嚢水を調べていただくと、
細胞がいくつかあるのですが、
それが果たして何か悪いものなのかを調べるため、病理検査に出すかどうかを問われました。

何かわかったとしても、サイの年齢ではどうすることもできない。
それなら、様子を見るしかない、、、ということで、
とりあえず、1週間分の薬をいただいて、この日の診察、処置は終わり。。。


サイを抱っこして車に乗り込み、自宅へ帰る時、
あのまま逝ってしまわず無事帰宅できる喜びをかみしめ、サイが苦しくならない程度にしっかり抱きしめていました。


実は、この日の前日にも病院へ行ってました。
ここ数日の間なんとなく元気がなく、食欲もいまいちで、便もあまり固まらず、なんだかどんどん弱ってきたような気がしたので。

膵炎だけでなく、慢性的な腸炎も起こしていると言われ、
高タンパク質、低カロリーの食事をさせるように指導されていました。


元気がなかったのは、心嚢水が溜まっていたのが原因だったかもしれない、、と、処置をされてから先生が言われました。
水を抜いたことで、少し楽になるだろうとのこと。
でもこの心嚢水、溜まる子はすぐに溜まるらしいのです。



私のいい加減な行動が原因で、サイに苦しい思いをさせたことは、「申し訳ない」のひとことではすまされないけれど、それがきっかけで、心臓の状態を気づかせてもらったのだから、結果としては、無事に処置をしていただいて良かったわけですが、、、、
それは、サイが息絶えなかったから。。。
もしも、、、あの時あのまま、、、、だったら、
今頃私は、自分を責めまくり、気が狂っていたかもしれません。


サイの膵臓や心臓を、もっと詳しく調べれば、何かわかるかもしれません。
でも、さきほども書いたように、わかったところで、手術をすることはできません。

今回のことで、生死の間を彷徨う恐ろしさを痛いほど感じ、
いつか本当に命が絶ってしまう時って、こんな感じなんだと、
言葉では言い表せない何とも言えない気持ちになりました。



今は、依然足腰が動かし辛そうで、決して元気があるというわけではないけれど、
何とか落ち着いています。
悪いものが身体の中に潜んでないことを心から願い、
サイの気持ちになって、介護してやっていきたいと思います。

介護。。。。。
そう言えば、いつの間にか介護生活に入っています。
フードを食べにくそうにしている時は、スプーンですくって食べさせてます。
汚れた口を拭いても、怒ったりしません。
「怒らない」と言えば、あれだけ抱っこを嫌がったサイが、今は怒らず抱っこさせてくれます。
それどころか、ふにゃぁ~~と、私の腕の中で安心して抱かれています。

もう、たまらなく愛しいです。
子犬のようなサイが。。。




この大切なサイのため、先日のカートに引き続き、
もうひとつ、届くのを待っているものがあります。
介護用サークルです。
留守の間玄関に居させることも止め、完全室内犬にしようと、
あの恐ろしい出来事が起こった日の2日前に注文したところでした。
それが届くのが、12月1日。
「届くまで使って~。」とma-saちゃんが、翔くんに購入していた折りたたみ式のケージを、わざわざ持って来てくれました。
なんてありがたいことでしょう。


またまた反省 そして感謝_c0049950_20403719.jpg
留守にする時だけでなく、ちょっと目を離さなければならない時に、すごく役立っています。
ありがとう。ma-saちゃん。

なぜma-saちゃんが、サイのこの緊急事態を知ってくれたかと言うと。。。
実は、そのma-saちゃんと、RUNさん、beさんと、
本当ならきょう、わんこ連れでどこか近場で会おうかと考えていたんです。
でも、サイの調子が悪く、どうしようか迷っていた矢先、こんなことが起こってしまって。。。

天気予報が当初と変わって、雨が降らなかったし、
中止になってしまってすごく悔しい! 本当にごめんなさい。
できたら、いつか、少しでも暖かい日にみんなで会いたいなぁ。
そんな日が来ることを祈って。。。




昨日は、サイが若かった頃散歩していた、駅前のでっかいグラウンドへ行きました。
またまた反省 そして感謝_c0049950_20565750.jpg
このRUNさん製の洋服、今のサイには大きすぎるので、マジックテープを付け加えました。


久しぶりに出会ったわんこの飼い主さんがサイを見て、「サイちゃん可愛い! 穏やかないい顔してるねぇ。」を連発してくださいました。
でもそれと同時に、「痩せたなぁ。。。」と。
耳が聞こえなくて警戒心100%なサイを、そぉ~~っと撫でながら、
サイが来ていた頃、同じようにこの公園に来ていたわんこが、次々と亡くなっていったことを話されました。
中には、急に逝ってしまったわんこもいたそうで。。。

あぁ、なんて虚しいことでしょう。



サイは今回、先生のおかげで、命を繋げてもらいました。
これから、状態が変わる度に、一喜一憂の繰り返しとなるかもしれないけれど、
15年間、サイがいてくれたから助かったことがいっぱいあるのだから、
その恩返しに、いっぱい助けて、いっぱい愛情を注ぎたいと思います。


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「おかっしゃん。なんかワタシ、一旦夢の中にいたみたいな気がするワン。
その夢から覚めたあと、おかっしゃんに抱っこされたり、ご飯を食べさせてもろたりすると、
ほっとするし、おかっしゃんに任せようという気持ちになるワン。
何回もおかっしゃんが『ごめんな、サイちゃん!』って言ってワタシを抱きしめるけど、
そんなにすまないと思うなら、これからワタシをこうやって助けてくれたらいいんやワン。」

サイ、、、あんたが楽なように、できることちゃんとするし、
今回のことで生まれ変わったと思って、まだまだず~~っと長生きしてや!












上に書いた恐ろしい出来事は、11月25日のことでした。
この日は、奇しくも、なんと、、、、
私達夫婦の「銀婚式」でした。
特に何も祝う予定はありませんでしたが。

一生忘れられない記念日になりました。
そして、もしあのままサイが逝ってしまっていたら、、、、
とんでもない結婚記念日となるところでした。
そして、こうしてネットの中で皆様に合わせる顔がなかったことでしょう。


25年も、私達夫婦は、よく「もった」と思うけれど、
それは、サイが25年のうち、5分の3もの年月、一緒に居てくれたから!
色々なことがあったこの年月、何かと私を支え、癒してくれたサイ。
そして今回、私の不注意にもかかわらず、頑張って命のともしびをともし続けてくれたサイ。
本当に、本当に、ありがとう!

by sai-n.1020 | 2009-11-29 20:41 | サイ

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