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母娘揃って

あと1ヶ月ほどで、紅葉の季節を迎えるというのに、
日中はまた、汗ばむほどの暑さが復活したり、
まだまだ天候が定まらないけれど、
晴れると、気持ちの良いシーズンになったことは、ありがたいです。


先月から、急激に弱ってきたリリィーちゃん、
皆さんには心配をおかけしていましたが、
実は、17日に、永眠しました。

ちょっと忙しくしていて、ここに書くのが遅くなりました。
申し訳ありません。



前回の日記に書いてからも、
口から少しだけ療養食と流動食をシリンジで入れ、
1日から2日空けて、点滴をしてもらっていました。

そして、元気な頃は、めったに泣かなかったリリィーちゃんが、
何か訴えるように吠えるようになっていました。
認知症からだそうですが、
それが、ご近所迷惑になっていないか、すごく気になっていました。


15日の土曜日に、点滴に連れて行こうと抱っこしたら、
前日までと、かなり様相が違っていました。
ぐったりしているのです。
力がすっかり抜けてしまっている状態です。

それでも、日曜日は、いつものように穏やかな顔をして、
ずっと寝ていました。
そしてその日の夜、10日ぶりに、う〇ちをしたのです。
前回の日記から数日後に、久しぶりにして以来です。
「消化器官が動き出した!」と喜んでいたのですが、
翌日になって、オムツからはみ出て排便していました。
それから、ずっと、、、、
昼過ぎになっても、水溶便を出し続けるんです。

これはおかしい。。。ひょっとして、もう近いのかも。。。
と思い、病院に電話しましたが、
「・・・・もう、ゆっくりさせてあげたほうがいいかもしれません。」と言われました。

息のしかたも、胸からお腹にかけての動き方が、前日までとは違い、
膨らんで引っ込むのが激しいのです。

私はこの日、いつもより仕事の時間が短かったので、
「リリィーちゃん、待っててや! すぐ帰ってくるしな!」
と、後ろ髪ひかれる思いで慌てて出かけました。

そして、仕事を終え、家に入って、
いつものように真っ先にサークルの中のリリィーちゃんに声をかけ、
身体を軽く揺すりました。

でも、、、反応がないのです。
目は開けたままです。
そして、またオムツからはみ出して、排便していました。


可哀想に、リリィーちゃんは、
誰もいないところで、ひとりぼっちで逝ってしまいました。


私はすぐに抱き上げ、オムツを外し、
長い時間かけて、濡らしたトイレットペーパーを使い、
お尻まわりを綺麗に拭いてやりました。
「リリィーちゃん、リリィーちゃん、、、、」と泣き叫びながら。

サイちゃんの最期を、同時に思い出しました。
あの時は、私の腕の中でした。
リリィーちゃん、ごめんな。
あんた、ひとりぼっちで、苦しんでたんとちゃうか?



帰宅してきた主人も次男も、
この時が近いとは思ってはいたものの、
やはり、ため息をついていました。



近所に住んでいるma-saちゃんが、
しばらくして駆けつけてくれました。



1日でも長く、ずっとリリィーちゃんを、そばに置いておきたいけれど、
そういうわけにはいきません。
主人が、仕事の途中都合がつくのは、翌日でした。
なので、18日に、サイちゃんと同じペット霊園でお別れすることにしました。


リリィーちゃんが眠ってしまった日の晩は、
サイちゃんの時と同じように、
私の横に寝かせました。
最近、ずっと寝不足だったので、
サイちゃんの時と違い、
何時間かしたら、少し眠ることができました。

そして夜が明けて、お別れの日です。
サイちゃんの時と同じ、すごく良いお天気です。

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まだずっと、ここにこうして置いておきたい、、、

主人が職場から一時帰宅してくれて、
準備をして、車に乗りこみました。
「リリィーちゃん、高野川を通ってやろか。」と言って、
霊園とは反対方向に、車を走らせてくれました。

ほら、リリィーちゃん、いつも歩いてた川やで。

元の飼い主のお父さんが、川岸で待っておられる間、
じっと水に浸かって、こっちを見ていたリリィーちゃん。


私の膝の上に乗せたベッドの上で眠っているリリィーちゃんを見つめながら、
リリィーちゃんの色んなことを思い出しました。


サイちゃんの子として、我が家で生まれた3匹のうちの1匹だったリリィーちゃん。

3匹の中で、一番小柄で、動きが活発で、キリッとしていたリリィーちゃん。
(その後の巨柴リリィーちゃんからは、想像がつかないけど。)

お父さんが入院されていた頃、私が代わりに朝の散歩に行こうとアパートのドアを開けたら、
ちょこんと座ってこっちを見つめ、
「さぁリリィーちゃん、行くで!」と言うと、『かかってこいポーズ』を決めていたリリィーちゃん。

あとでわかったことだけど、川沿いでのいつもの散歩時に、
他のわんこが喧嘩していたら、「やめなさいよ!」って感じで、仲裁に入っていたというリリィーちゃん。

お父さんが倒れてしまわれ、意識が無い状態のところに、
偶然おかずを持って行かれた近所のおばあちゃんに、
そのままお家に連れて帰ってもらって、
しばらくそこで、おとなしく預かってもらっていたリリィーちゃん。

それから8ヶ月半後にサイちゃんが亡くなり、
9ヶ月お世話になったおばあちゃんのお家から、
再び我が家に出戻ってきたリリィーちゃん。

「このままの体型では足腰に悪く、ダイエットさせた方がいい。」
と獣医さんに言われ、
ご指導のとおり食事を与え、見事スリムになったリリィーちゃん。

ずっと調子がよくて、散歩の足取りも軽くなり、
みんなから「見違えたわぁ。よかったね。」と声をかけられていたリリィーちゃん。


でも、でも、、、、
これから一緒に紅葉を楽しんで、
お正月を迎え、雪の中を散歩し、
また春が来て、桜の下で写真を撮って、
またまたつらい夏が来ても、今年と同様クーラーの下で過ごし、
もっとまだまだ一緒にいたかったのに、、、、

このあと、急に老化と認知症が進んでしまった。
リリィーちゃん、なんでそんなに急いだん?

私が、最近色々忙しいことが重なりすぎて、
これ以上迷惑をかけたらあかんと思って、気を遣ってくれたん?
そんな必要なかったのに。
いくら、疲れて帰ってきても、
リリィーちゃん、あんたの穏やかさに、どれだけ癒されてたことか。
それで、1日の疲れが、かなり和らいだのに。
サイちゃんも、私が忙しくなる前に眠ってしまったし、
母娘揃って、飼い主孝行な子なのかも。


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霊園に付いて、係の人が入って来られるまでに、
最後の2ショット。。。

このあと葬儀が行われ、お焼香して、、、

最後のお別れをしたあと、火葬してもらいました。



しばらく待ったあと、私達のところに戻って来たのは、、、


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お骨になってしまったリリィーちゃん。


家に連れて帰って、
サイちゃんの時のように、祭壇(というほどじゃないけど)に、骨壷をお供えして。。。


このあと、リリィーちゃんとずっと語り合っていたかったけど、
気持ちを必死で切り替えて、仕事に向かいました。

帰宅して、お世話になった先生から、お花が届いたのにはびっくり。。。
元の飼い主さんにも、連れて来てもらっていた病院でした。
預かってもらっていた時もあったそうです。
先生がお気遣いしてくださったようです。

そして翌日。

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(もしも、サイちゃんの時と同じようにお供え花を、、、、と思ってくださる方がおられたら、
申し訳ないけど、どうぞお気遣いなさらないように、お願いします。)

この遺影の写真は、何度かブログに載せたものです。

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我が家に戻って来てから撮った写真の中にも、
すごく可愛いのがいっぱいあるのですが、
あえて、この写真を選びました。
これ、2008年の6月に撮ったものです。
サイちゃんが卵巣脳腫と乳腺の手術をしたあとに、一緒に撮りました。
だから、この時、後ろでリードを持っておられるのは、
もちろん元の飼い主のお父さんです。
めっちゃ肥えてるでしょう?
そして、めっちゃ可愛いでしょう?
この頃は恐らく22~3キロぐらい?
最後に病院で量ってもらった時は、なんと、、、、
5.7キロしかなかった。
4分の1か、、、

ごめんな。リリィーちゃん。
最後に、あんなに貧相にしてしもて。



仕事や、他の出先から帰って来ても、
リリィーちゃん、もうあんたはいない。
サイちゃんの時に抱いた感情と同じやわ。
めっちゃ寂しい。
めっちゃ虚しい。
帰宅して抱きしめる子がいないつらさに、
これから耐えていかなあかん。


それにしても、サイちゃん、リリィーちゃん母娘の間には、
不思議なつながりがあります。

まず名前。

ずっと前のブログに書いたけど、
サイちゃんの「サイ」は「佐韋」と書き、
「笹百合」を意味します。
そして、リリィーちゃんの「リリィー」は、まさしく「百合」。
まるで示し合わせたような、母娘の名前の付け方です。

また、リリィーちゃんが眠ったのはこの間の17日。
誕生日は、2月17日。
だから、リリィーちゃんは、生まれた日と逝った日が同じだったんです。
そして、火葬され、お空に上っていったのが18日。
これは、サイちゃんの月命日なんですよ。
なんという偶然。



リリィーちゃん、あんたもお母さんと同じで、
私のこと思って、逝く時期を選んだんやなぁ。
生まれてから2ヶ月。
出戻って来てから20ヶ月半。
一緒に過ごしている間、いっぱい癒してくれて、
ほんまにありがとう。


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携帯では、17日にも撮っていたけれど、
デジカメで撮った最後の写真が、これです。
16日に撮りました。
ね? 楽そうな顔して寝てるでしょ?


我が家でリリィーちゃんが生まれ、
サイちゃんが3匹の子の母親をしていた頃の様子は、
HPのこのページに載せていますので、
もしまだご覧になっておられなかったら、
時間のある時にでも、見てくださいね。


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                       (2009年10月20日撮影)

「おかっしゃん。この間ワタシのところに、
なんかワタシに似た子がやって来たワン。
おかっしゃんから聞いてたし、わかってたけど、
あのでっかかった子が、ワタシより軽くなってたのには、
めっちゃびっくりしたワン。
最初は、いつもの調子でワタシ、歯をむき出して怒ったけど、
これからは、母娘水入らずで過ごすワン。
そやから、おかっしゃん、安心してワン。」

サイちゃん、あんたより早く逝かせてしもてごめんな。
あんたができひんかった、「長寿犬表彰」を、市からもらえることを目標にしてたんやけど、、、
それと、サイちゃん、きょうはあんたの誕生日。
17歳やな。おめでとう。
おかあさん、寂しゅうてたまらんけど、
これからまだまだ忙しい日が続くし、
あんたとリリィーちゃんに見守られながら、
元気出して、頑張るわ。
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by sai-n.1020 | 2011-10-20 23:58 | Comments(23)

その後

前回の日記を書いてから、
さらに秋らしくなってきました。

街を歩く人も、すっかり秋の装いと変わってきました。


とともに、リリィーちゃん、、、、
さらに小さくなってきています。


元の飼い主さんに、美味しいものを食べさせてもらっていた頃、
20キロ以上あったリリィーちゃんが、
6キロ台にまで痩せてしまいました。

ちょうど、サイちゃんの最後の頃と同じぐらいの体重です。


食べなくなって10日経ちました。
ここ1週間は、大体1日おきで、点滴に通っています。

でも、
病院へ1日行かないと、それがもとで、
リリィーちゃんの死期を早めてしまうことにならないか・・・・?
と、またまた自責の念にかられたりします。

「そんなこと思う必要ない! これだけ看てきたんだから。」
と、周りの友達や知人は言ってくれます。
確かにそのとおりかもしれません。
でも、「これだけ看てきた。」とは、自分で言うことじゃないし、
私はそうは思いません。
ただ、リリィーちゃん自身、毎日病院へ行き、
注射針を刺されてしまうのも、実際負担になるし、可哀想なのです。
でも、点滴してもらうことによって、
少しでも一緒にいられる・・・そう望みを持って、
カートに乗せて行く日々です。


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病院に着いても、こうして、じっとうつむいて佇んだまま。
長く待つ場合は、椅子の下にもぐりこみます。

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行き帰りの道で、ついこの間までは、すぐカート上で立ったのですが、
もう、、、全然、、、、立ちません。


「点滴のみ」というのも、あまりにも悲しすぎるので、
少しの気休めにすぎないですが、
シリンジを使って、栄養食をやろうとするのですが、、、

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ほんの微量を、飲み込んでくれたかどうか「?」な状態です。
誤嚥してはいけないし。。。
(「誤嚥」に関しては、亡父のことがあって、どうしても神経質になってしまいます。)

今思えば、前に動画で載せた、しっかり食べているリリィーちゃんは、
やはり、「お腹が空いたから食べたい。」という意思で食べていたのではなかったのかもしれません。
たまたま、口に触ったから、取り付かれたように食べている、、、という様子でしたから、、、

わんこが認知症に陥る姿は、やはり見ていてすごくつらいです。
そして、今これだけ体力的にも弱ってきていて、
ますます不憫に思えてなりません。


そんなリリィーちゃんの姿を見ながら、
サイちゃんのことを思い出していると、
色々な様子が、頭の中でよみがえってきます。


サイちゃんの場合、「心タンポナーデ」と診断され、
心嚢水を抜いていただいて、
またその心嚢水が溜まっていないかと、
まるで爆弾を抱えているような不安に、苛まれていました。

それでも、食べることに関しては、リリィーちゃんのように問題があったわけではなく、
里芋やササミを茹でたものを手でやると、
少量ではあるけれど、食べてくれました。
息をひきとる前日まで、食べてたなぁ。。。

その反面、サークルに入れるようになってからは、
夜中に必ず何回か泣き、その声で目が覚めました。
そして、ジャーキーをやると、それを食べ、再び眠る、、、といった毎日でした。
「泣く」ということは、どこか苦しかったのかもしれません。
(認知症からくる泣き方ではありませんでした。)


それに比べ、リリィーちゃんは、
調べれば、ひょっとしたらお腹の腫瘍が悪性かもしれないけれど、
今のところ、どこか特に悪いところがあって、ひどく苦しんでいるわけではありません。
いたって、穏やかな顔をしています。

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この洋服、サイちゃんの形見です。
数日前の朝、「この秋一番の冷え込み」と言われたので、
その前日の晩に着せてみました。
リリィーちゃんは、胴長なので、
腰が見えてしまってますが。。。


「食べて出す」ということに関しては、
サイちゃんは、亡くなる前日までできていましたが、
リリィーちゃんは、おしっこは出ていますが、
う〇ちは、先月26日、病院で体温計を肛門に突っ込まれたとき、
それが刺激になって、漏らして以来、していません。

あれが、最後のう〇ちになってしまった。。。(涙)


いつどうなるか、わからない状態であると、
きょう点滴に行った時に、先生に言われました。
でも、2ヶ月も、点滴だけで生き続けた子もいることも聞きました。
その子は、家で点滴を続けていたらしく、
リリィーちゃんも、それを薦められたのですが、
私、、、リリィーちゃんの首に針を刺すなんてこと、できひん、、、
やっぱり、する時は、先生にお願いしようと思います。



リリィーちゃんの思うままに、
リリィーちゃんが苦しまないように、
リリィーちゃんが、「今」と思う時まで、
このまま穏やかに過ごしてくれることを、祈るばかりです。



よく考えてみたら、私、リリィーちゃんを抱っこして写真を撮ったことがありませんでした。
この間、主人に「撮って。」と頼みながら、「はっ。」と思い出したのが、
サイちゃんを抱っこして、主人と撮り合いをして、
それから11時間後に、眠ってしまったということ。
なので、撮るのを躊躇したのですが、
「撮り合い」じゃなく、私ひとりだけ撮ることにしました。



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この日の翌日からきょうまで、
リリィーちゃん、頑張ってます!




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                (2009年10月5日 柴母のみんなが来てくれた日に)

「おかっしゃん。ワタシよりも大変やワン、ワタシの娘。
でもワタシは、おかっしゃんが口に入れてくれたご飯を、
美味しいと思って食べてたワン。
ワタシの娘、美味しいと思えへんのが可哀想やワン。
でも、親子でも、弱り方は違うから、仕方ないワン。」

サイちゃん、この頃、あんたのことや、
リリィーちゃんの赤ちゃんの頃のことを、いっぱい思い出して、
今のリリィーちゃんの姿を見ていると、
すぐ涙が出てしまうねん。
きょうも病院で、また泣いてしもた。
でも、リリィーちゃんがそんなに苦しんでないことを感謝しながら、
できるだけ悲観的に考えんと、
穏やかな気持ちで、毎日過ごすようにするし、
サイちゃん、あんた、ちゃんと見守ってってや。
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by sai-n.1020 | 2011-10-05 23:12 | Comments(12)