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退院しました!

皆様、サイのことを心配して下さって、たくさんのコメントや書き込み、そしてメールまで頂き、本当にありがとうございました040.gif

お蔭様で、サイは無事に退院できました003.gif

皆さんの愛犬の中には、サイと違って、もっと切羽詰った状態に陥り、
もっともっと緊急な手術をした子がいると思います。
サイは、そうでもなかったのに、あんなに皆さん、ご自分のペットのことのように心配して下さり、申し訳なかったです。



手術が無事終わり、一夜明けて、朝の診察が始まった頃、すぐに病院に電話して、サイの様子を聞きました。

私 「サ、サイはどうしてますか?昨日の晩みたいに、泣き喚いていませんかっ?」

受付のお姉さん 「大丈夫ですよ。泣いてはりません。ちゃんと落ち着いてはります。」

(ここでちょっと解説。「○○はります」というのは、「○○しておられます」という尊敬語の関西弁です。)

お姉さん、わんこに尊敬語使ってくれてはる。。。037.gif

これでちょっと安心して、午前中は、気持ちが落ち着かないながらも家で用事をすませ、
昼過ぎに実家へ向かったのですが、
頼まれた買い物をするため、途中、ホームセンターに寄りました。
それが、サイの入院している病院の隣で。。。
買い物を済ませてから、自転車を手で押しながら病院を覗き込み、
診察時間外だったけど、「ちょっと離れたところから、サイを見たいんですが、、、」
とお願いしようと思ったら、ドアに、「手術中」と貼り紙が。。。

あっさり、諦めました007.gif

夜になって、自宅に戻り、やっとのことでサイを迎えに~♪

病院に入り、エリザベスカラーを付けて抱っこされたサイが診察室に入ってきたのを、ドアのガラス越しに見てすぐ立ち上がり、
先生がドアを開けて「○△さん、、、」と呼ばれるまでに、突入しました。

でもサイは、、、、ただ不安そうな顔をしたまま、、、
もともとクールなので、私を見て尻尾をフリフリすることもなく、、、
無理もないっか・・・?
その時も血を採られていて、「まだ何かされるのかワン?」って、不安だったのに違いありません。

診察台から下ろされ、自由になったサイのリードを持ったまま、
ホルマリンに浸けられた臓器を取り出された先生から、説明を聞きました。

まず子宮と卵巣・・・・グロテスクなのは仕方ないけど、無言・・・009.gif

「普通なら小さいはずなのに、これだけ大きくなっていたわけです。」
と、嚢腫を指しておっしゃいました。

これは、大体どんなものか、心の準備があったのですが、
次に見せてもらった乳腺、、、、
私はてっきり、腫瘍の小さい部分だけ切除されたのだと思っていたのです。
ところが、、、
先生が取り出されたのは、、、
サイの、、、乳首3つを含んだ、皮膚、、、そのまま平面状に伸ばしたとしたら、
「6~7センチ × 17~8センチ」ぐらいで、
それに内側の部分も加わった、思いもよらぬ、大きいものだったんです。
私は絶句し、
「え?! あの~、これ、、、サイの皮膚ですよね?」
と恐る恐る聞きました。
「そうです。」
キッパリと先生のお答え。
「ほな、サイのお腹は今、いったい、、、008.gif

なんと、その大きさの部分を内側の乳腺を含んで、抉り取られたわけです。
裏返されて、その厚みも感じました。
「そ、それなら、サイのお腹の皮、縫い合わせて薄くなってないんですかっ?」
と、素人丸出しの質問攻めをする私。
「大丈夫です!」
と、またきっぱりと先生。


駐車場に入れられなくて、路上駐車している主人に電話して、
「取り出さはったもん(物)、私だけとちごて(違って)、あんたも見て! 見るべきやわっ!」
と言ったら、
「あかん。わし、そういうのあかんわ~046.gif
って・・・。
先生に主人の様子を話すと、
「男の方の方が、案外そうですよ。」
と、にこやかにおっしゃる。。。
もぉ~~、根性ないわ~022.gif

卵巣の嚢腫と、乳腺の腫瘍は、病理検査に出されるので、結果待ち。
1週間後に診てもらって、経過がよければ抜糸して下さるとのこと。

帰り際に先生が、
「体質が変わると思いますよ。きっと元気になるでしょう。」
と言って下さいました。

先生のお言葉通り、サイが若返ったら、
こんな嬉しいことはありません。


病院を出て、エリザベスカラーを付けたままのサイを車に乗せ、無事家に帰って来ました。
家に入るまでに、前の公園を歩かせると、
早速おしっこと、、、う○ちまで!
な~んて賢いんや~、サイ子!038.gif

家に入って餌をやったら、パクパク食べました。


サイはすごく安心した様子だったのですが、
ただ、警戒心が余計に強くなったようです。
エリザベスカラーが邪魔して、視界が狭いので、
昨日の段階では、急に背中とか触ると、びくっとしていました。
それに、2階に上がりたがるので、抱き上げようとすると、
まだお腹に痛みがあるからかもしれませんが、すごく怒る!
エリザベスがあっても、噛まれるかと思うほど吠える!033.gif

なので、本当は2階で一緒に過ごしたいのに、
玄関に置いたままです。
「抱っこできる子に育てるべきだった。」と、今まで以上に後悔しています。


ここまで、サイの写真を何も載せず、長ったらしい文章ばかりの日記になってしまってすみません。

これからサイの様子、よかったら見て下さい。



「サイのために何かしてやりたい!」
そう思った私は、、、

退院しました!_c0049950_2085598.jpg
こうして、餌入れをエリザベスカラーの内側に持ってやって、食べやすくしたり、

退院しました!_c0049950_2010134.jpg
自分で掻き掻きできないお耳を掻いてやったり、、、
(こうしてやると、鼻をクンクン鳴らして喜んでました。)

体全体を抱きしめようとすると、また怖がるかもしれないので、
第一、エリザベスが意外と大きいので抱きしめることができないし、
顔をくっ付けて、「サイちゃん、、、あんた、よぅ頑張ったなぁ。」
と思い切り褒めてやったりしています。

病院でもらってきた抗生剤や痛み止めが錠剤で、
つぶさなければ飲まないかと思いきや、
犬用のチーズと混ぜたら、、、、
ちゃんと飲んだ!
フィラリアの薬とか、今まで粉薬を牛乳に混ぜてやっていたのですが、
錠剤も飲ませることができるんだとわかりました。


それにしても、エリザベスカラーって、本当に邪魔だと思います。
公園でおしっこをさせる時も、

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こんな風に何となく戸惑っています。
そして、おしっこする時は、
退院しました!_c0049950_20134063.jpg
普段、うつむいてしていることに気づきました。
こうして構えるまで、地面に顔を向けるので、
まるでスコップですくうように、エリザベスを擦り付けるし、、、

玄関でも、よく下駄箱や戸に当たって、音が聞こえてきます。
取ってやりたいけど、、、、仕方ないよね。


でも、次第に緊張感が和らいでいるような気がします。
退院しました!_c0049950_2123034.jpg
こんなあくび、、、リラックスしてる証拠?
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エリザベスをしていても、ちゃんと熟睡しているようです。

そして、サイの臓器ですが、、、
やはり私の記憶に留めるだけでなく、
主人にも、そしていつか帰ってくる息子達にも、見せてやりたいと思い、
先生に聞きたいこともあったので、昨日カメラを持って病院へ行ってきました。
「こんな飼い主、いはらへんやろなぁ。」と思いつつ、しっかり撮って、
夜帰って来た主人に、、、ちゃんと見させました。
ちょっとだけ見て、目を背けていたけど。

あ、、、ここには載せません。ご安心を。


人間だと、手術して翌日に退院して、歩いてトイレに行くなんて、
考えられないですよね。
でも、サイは、老犬なのにもかかわらず、特に異常なく、術後自宅で過ごせています。
本当にありがたいことです。


またもや、長々と読んで下さって、ありがとうございます。
このようにサイは今、ゆったり過ごせています。
抜糸が済むまで、この鬱陶しいエリザベスと付き合わなければなりませんが、
これも、手術痕を少しでも早く治らせるため!
抜糸の日まで、できるだけ雨が降らないことを祈って、(できれば濡れない方がいいらしい。)
サイの様子を見守りたいと思います。
心配して下さった皆さん、本当にありがとうございます。
どうぞご安心下さいね!


退院しました!_c0049950_21165014.jpg
「おかっしゃん。もっと難しい手術で入院したわんこもいるのに、
ワタシみたいな、よくある手術で、おかっしゃん騒ぎすぎやワン。
こんなに皆さんを心配させたら、あかんワン。
早くこの、邪魔なエリマキみたいなもん、はずして、
思い切りカキカキしたいワン!」

サイ、、、、おかあさんも、あまりにたくさんの人がコメントを書いてくれてはることにびっくりしてるねん。
ほんまに申し訳ない。。。
早くいつもの散歩道で写真を撮って、
皆さんに安心してもらおな~。



あ、、、茶毛どん。
「バトン」しばらく待ってなぁ~034.gif










「お前なぁ。1日だけサイ子がいいひんかって寂しがってるけど、
いつかは、こうなるんやぞ~。
そんななったら、お前、どうするんや~。」

こういうこと言うのは誰か・・・?
そう、そんな人物は、ひとりしかいません。。。

by sai-n.1020 | 2008-05-31 22:19

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