老
2008年 01月 30日
今私の周りには、「老〇」と呼べるものが2人います。
ひとりは、私の父、「老父」です。
最近すっかり老いぼれてきました。
3月には94歳になるので、当然と言えば当然なんですけどね。
今までは、年齢に不相応なほど(笑)しっかりしたところがありました。
それが、、、
不思議なほど、気弱になっています。
先日実家へ行った時のこと。
偶然真ん中の姉も来ていて、
私達三姉妹が揃っていました。
しばらく、座ったままずっと居眠りしていたのですが、
「トイレに行くかぁ?」と聞いたら「あぁ~。。。」とかすれた声で返事はするものの、
またまた目を閉じてウトウトzzzzz。。。
思わず、吉本新喜劇の「井上竜夫さん」を思い出しました。
(ご存知ない方、ごめんなさい。)
しばらくして、目を開けたかと思ったら、
「なんで、今こんな話を・・・・?」って思うような話をし始めるんです。
なかなか聞き取れない声で。。。
そして、長女の姉に向かって、
「あと、よろしゅう頼むで。。。。」と、またまたかすれた声で言うのです。
そして私達3人を指差しながら、
「3人とも、、あんじょう育ってくれた、、、」なぁんてことを、涙流してつぶやくのです。
こんなことを父が言うのは初めてでした。
私達は顔を見合わせ、
「おいおい。こんなこと言うって、、、もう長くないんやろか・・・?」
なんてことを、ついつい、口走ってしまいました。
ところが。。。
きょう実家へ行ったら、あの気弱さはどこへやら?と思うほど、
私の作った焼き飯をちゃんと食べ、
自分の用事を、這いながらも(!)やろうとしていました。
(床で足を投げ出していたのを発見し、倒れているのかと、「おとうちゃん!」って思わず叫んだし。。。)
恐るべし! スーパー老父!
もともと頑固で、どうしようもない父ですが、
体が自由に動けないことで、余計に要求が多くなり、
姉の疲れも限界にきています。
そういう状態も察して、
周りの負担がひどくならないように、任せることは皆に任せてくれて、
自分は穏やかな気持ちで、余生を送ってほしいと思います。
それにしても、3人のおばはん(私達のこと)をつかまえて、
「育って」って。。。
もうひとりは、、、
はい、紛れもなくこの子、「老犬」です。
サイの最近の眠り方、まるで父親そっくりで。。。
夜に室内犬にすると、
しばらくはおやつをせがんだりしますが、
ある程度やったら、そのあとはベッドに入り、
丸くなったかと思えば、、、、もう「グゥグゥ。。。。」って、寝息というかイビキのような音をたてて、眠ってしまいます。
朝になって、「さぁ、散歩行くで!」と言っても、
眠そうな顔をして、なかなか起き上がりません。
無理矢理引っ張ろうとすると、ウゥ~~て唸って怒るし。。。
また、ガレージに出して出かけて行き、
帰って来ると、すっごく熟睡していて、
私が自転車の音をカチャッとさせて中に入れても、
なかなか目覚めません。 このように顔を手で覆って、熟睡してます。
去年まではこんな感じではなかったのに。。。
やっぱり年齢のせい?
「おかっしゃん。すぐそうやって、ワタシの今の様子を年齢のせいにするけど、
おかっしゃんこそ、体も頭も、衰えがきてるワン。
でも、『もりみつこさん』みたいに、あの年齢であれだけ頑張ってはる人もいはるんやし、
おかっしゃんもワタシも、負けてられへんワン。」
サイ、、、そやなぁ。
森光子さんとは、世界が違うけど、
約40歳も年上と思えへんなぁ。
あ、、、あんたとは、10歳ぐらいしか違わへんのか・・・?
(こんなこと言うと、サイがまた怒るから内緒。。。)
私の日常は、老父のことといい、その他もろもろ、
色々考え込んだり悩んだりすることが多いのですが、
このブログ、現実逃避の手段となってしまっています。
時々、途絶えることがあるかと思えば、
延々と語ることもあるかと思いますが、
こんな私と、どうぞ気長にお付き合いください。
ひとりは、私の父、「老父」です。
最近すっかり老いぼれてきました。
3月には94歳になるので、当然と言えば当然なんですけどね。
今までは、年齢に不相応なほど(笑)しっかりしたところがありました。
それが、、、
不思議なほど、気弱になっています。
先日実家へ行った時のこと。
偶然真ん中の姉も来ていて、
私達三姉妹が揃っていました。
しばらく、座ったままずっと居眠りしていたのですが、
「トイレに行くかぁ?」と聞いたら「あぁ~。。。」とかすれた声で返事はするものの、
またまた目を閉じてウトウトzzzzz。。。
思わず、吉本新喜劇の「井上竜夫さん」を思い出しました。
(ご存知ない方、ごめんなさい。)
しばらくして、目を開けたかと思ったら、
「なんで、今こんな話を・・・・?」って思うような話をし始めるんです。
なかなか聞き取れない声で。。。
そして、長女の姉に向かって、
「あと、よろしゅう頼むで。。。。」と、またまたかすれた声で言うのです。
そして私達3人を指差しながら、
「3人とも、、あんじょう育ってくれた、、、」なぁんてことを、涙流してつぶやくのです。
こんなことを父が言うのは初めてでした。
私達は顔を見合わせ、
「おいおい。こんなこと言うって、、、もう長くないんやろか・・・?」
なんてことを、ついつい、口走ってしまいました。
ところが。。。
きょう実家へ行ったら、あの気弱さはどこへやら?と思うほど、
私の作った焼き飯をちゃんと食べ、
自分の用事を、這いながらも(!)やろうとしていました。
(床で足を投げ出していたのを発見し、倒れているのかと、「おとうちゃん!」って思わず叫んだし。。。)
恐るべし! スーパー老父!
もともと頑固で、どうしようもない父ですが、
体が自由に動けないことで、余計に要求が多くなり、
姉の疲れも限界にきています。
そういう状態も察して、
周りの負担がひどくならないように、任せることは皆に任せてくれて、
自分は穏やかな気持ちで、余生を送ってほしいと思います。
それにしても、3人のおばはん(私達のこと)をつかまえて、
「育って」って。。。
もうひとりは、、、
はい、紛れもなくこの子、「老犬」です。
サイの最近の眠り方、まるで父親そっくりで。。。
夜に室内犬にすると、
しばらくはおやつをせがんだりしますが、
ある程度やったら、そのあとはベッドに入り、
丸くなったかと思えば、、、、もう「グゥグゥ。。。。」って、寝息というかイビキのような音をたてて、眠ってしまいます。
朝になって、「さぁ、散歩行くで!」と言っても、
眠そうな顔をして、なかなか起き上がりません。
無理矢理引っ張ろうとすると、ウゥ~~て唸って怒るし。。。
また、ガレージに出して出かけて行き、
帰って来ると、すっごく熟睡していて、
私が自転車の音をカチャッとさせて中に入れても、
なかなか目覚めません。
去年まではこんな感じではなかったのに。。。
やっぱり年齢のせい?
「おかっしゃん。すぐそうやって、ワタシの今の様子を年齢のせいにするけど、
おかっしゃんこそ、体も頭も、衰えがきてるワン。
でも、『もりみつこさん』みたいに、あの年齢であれだけ頑張ってはる人もいはるんやし、
おかっしゃんもワタシも、負けてられへんワン。」
サイ、、、そやなぁ。
森光子さんとは、世界が違うけど、
約40歳も年上と思えへんなぁ。
あ、、、あんたとは、10歳ぐらいしか違わへんのか・・・?
(こんなこと言うと、サイがまた怒るから内緒。。。)
私の日常は、老父のことといい、その他もろもろ、
色々考え込んだり悩んだりすることが多いのですが、
このブログ、現実逃避の手段となってしまっています。
時々、途絶えることがあるかと思えば、
延々と語ることもあるかと思いますが、
こんな私と、どうぞ気長にお付き合いください。
by sai-n.1020 | 2008-01-30 23:04