もう1回紅葉を楽しんで
2010年 12月 12日
気がついたら、今年もあと3週間足らず。
信じられない速さで、月日が経っていきます。
毎年こんなこと言ってますが、
今年は特に、そう思います。
なぜかと言うと、、、、
毎回毎回、同じこと書いて申し訳ないけれど、
「去年の今頃は、、、」と思ってしまうから。
(2009年12月8、9日 帰って来ていた長男と。)
当時のサイちゃんの写真を改めて見てみると、
本当に弱っていました。
その時は、そう思わなかった、というか、そう思いたくなかった、
こんな状態でも、まだまだ頑張ってくれる、、、
と信じていた私は、馬鹿だったのかなぁ。
確実に弱っていることを認めて、
片時でもサイちゃんのそばを離れず(実際は無理やけど。)
できるだけ抱っこしてやればよかった、、、
そんなことを毎日思ってしまいます。
実は、まだ年賀状を買うことさえしていません。
「喪中葉書」にしたい気持ち満々なので。
いや、送ってくださる年賀状は、すごくありがたいんです。
私自身が出す気になれなくて。。。
皆さん、「サイママのそんな気持ち聞くの、もううんざり~。」って思われたら、
ごめんなさい!
でもね。ペットを飼っている者は、
誰しも必ずこういう想いをすることになるんです。
むっちゃんの今の気持ちを考えると、
今年1月の、私の気持ちとだぶってしまい、
とてもとても、胸が痛みます。
なぜなら、むっちゃんと、ご主人のchikaちゃんが大切に飼われていたシロちゃんが。。。
今月3日に、永遠の眠りについたからです。
9月に、シロちゃんに会いに行ったときは、
今だから話せますが、
むっちゃん、かなり覚悟を決めている様子でした。
でも、それから2ヶ月以上頑張ったシロちゃん!
むっちゃんも、一生懸命介護されました。
シロちゃんも、むっちゃんも、chikaちゃんも、ほんまにお疲れ様!
シロちゃん、向こうでサイ子に近づいたら、きっと歯をむき出して怒ると思うけど、ごめんね。
そんな時は、つまさんちのぶうこちゃんのところへ行って、
慰めてもらってねぇ。
ぶうこちゃんは優しいから、サイ子みたいに怒らへんと思うわ。
(9月20日、シロちゃんのお家へお邪魔した日。)
シロちゃん、安らかに眠ってね。
去年は、サイちゃんのサークルが、
狭い居間の大半を占めていたし、
それにサイちゃんの介護を優先していたし、
年末の大掃除は、思い切り手抜きでした。
今年は、、、特に理由はないけど、やっぱり手抜きになりそうです。
さてさて、季節はどんどん冬らしくなっていってますが、
前回の日記に書いた、絵画展を見に行った翌日、
これまた近場の紅葉を見に行って来ました。
2週間も前のことで、季節の逆戻りのようですが、見てください。
テクテク歩いて向かった先は、「赤山禅院」です。
赤山禅院は比叡山延暦寺の末社でありながら、
陰陽道の守護神である泰山 府君(たいざんふくん)が赤山明神として祀られているという、
神仏習合の珍しい寺院で、
古来より、もみじ寺として親しまれています。
・・・と、あたかも前もって調べたように書いてますが、
実はそうじゃないんです。
ここに書くにあたって、急いで調べたわけですが、
そのため、あとで、すご~~く後悔することになります。。。
平安神宮の、あの大鳥居とは全く対照的ですね。
「え? お寺やのに鳥居?」って思ったけど、
上に書いたように、「神仏習合」ということなんですねぇ。
かなり前に、ここを車で通った時に見た、
鮮やかな「紅色」の紅葉がすごく印象的だったので、
前から見に行きたいと思ってたんです。
でも、、、あれぇ~~?
ここにはないやん。
この鳥居の中へ、当時は車が入っていったのかなぁ?
ま、とにかく中に入って行きましょう。
山門のこっち側にもあっち側にも、紅葉が広がっていますね。
門をくぐって歩いていくと、こんな灯籠が。
ここにも、さっき載せた石の鳥居と同じく、「赤山大明神」って記されています。
へぇ~、もみじ祭かぁ。
この日は、最終日に近いせいか、露店もあまりなく、
お茶をいただける所があったぐらいでした。
来年、もっと賑わう頃に、行ってみよっかなぁ。
御神水のそばにも、美しい紅葉が。。。
この小さな女の子の目には、紅葉が、どのように映っていたんでしょう?
いったい何歳ぐらいを機に、葉っぱや花の彩りを通して、季節の移り変わりを、
しみじみと感じるようになるのかなぁ・・・・・?
そうそう、ぶら下がっている手拭いに、「赤山禅院」って書いてあったのには、ちょっとびっくりしました。
ふと前を見ると、こんなものが。。。
「還念珠」というものです。
これに関しては、立て札に説明書きがあったので、見て下さい。
発願文を唱えなかったけれど、くぐってみました。
もう一箇所、還念珠がありました。
では、境内の中の紅葉を、曇り空の下、ちょっと暗いですが、見てくださいね。
寒桜が咲いていたので、紅葉をバックに。。。
今度は椿と一緒に。
派手さはないけれど、どこか趣きのあるこの赤山禅院、
この間の永観堂や南禅寺のように、さほど人が多くなくて、穴場かもしれませんね。
で、さっき書いた「後悔」というのは、、、
調べている時にわかったことがあるんですよ。
延暦寺は平安京・京都御所の鬼門の方角(東北)にあり、
鬼門除けとして建てられたお寺だそうですが、
この赤山禅院も鬼門除けとして、拝殿には「皇城表鬼門」と書かれていて、
屋根の上に、御幣と鈴を持ったお猿さんがいるらしい。。。
えぇぇぇ~~~? お猿さん?!
そんなん、気づかへんかったし!
近いんやし、いつか行って、確かめようと思います。
ここでちょっと、調べたことを紹介。。。
まず、創建された始まりについてですが。
天台宗の歴史において、大きな役割を果たした祖師のひとり、慈覚大師円仁が、
遣唐使団とともに入唐し、困難な留学を終え、その帰路の途中、
登州(現在の山東省)の赤山という地で下船し、
赤山の山中にある赤山法華院に滞留したそうです。
そこで、赤山の神々に五台山巡礼を願い、
成就すれば日本に赤山禅院を建てることを誓ったそうなのですが、
その願いを果たせず、
病床で、弟子である安慧たちに遺言の中で命じたらしいです。
この慈覚大師円仁が、唐からの帰りに嵐で船が転覆しそうになった時、
赤山明神に助けられたので、赤山明神をお祀りしているらしですよ。
また、この赤山禅院は、
天台宗比叡山延暦寺の千日回峰(せんにちかいほう)という荒行に、
深く関わりがあるらしいです。
「千日回峰」というのは、7年かけて、比叡山の峰々を廻って礼拝する修行で、
比叡山から赤山禅院の赤山大明神に花を供えに下り、ふたたび比叡山へと上るということで、
「赤山苦行」の場となるわけです。
なぁんか、毎度毎度のことですが、
調べれば調べるほど、奥が深いことに気づきますが、
まだまだ調べ足らないので、
詳しくお知りになりたい方は、
こちらをご覧くださいね。
今年は、近場ながらも、何箇所か紅葉を楽しむことができました。
来年は、もう少し足を伸ばしてみよっかなぁ。
そういえば、東福寺の紅葉って、見たことない。
(というより、東福寺自体、行ったことがない!)
来年こそ、すっごい人出を覚悟で、行ってみよっかなぁ?
この冬、次に風景をここに載せるとしたら、
雪景色かなぁ・・・?
「おかっしゃん。ワタシに何度か会いに来てくれはったむっちゃんとchikaちゃんとこのシロちゃん、
もうこの間から会ってるワン。
なかなか大人しい子やワン。
ワタシがここに来てから、次から次と、
おかっしゃんのこと知ってる子がやって来るワン。
ワタシは今まで見たことないのに、みんなおかっしゃんのこと知ってるし、
安心して遊んでるワン。
でも、あんまりしつこぅ寄ってくる子には、
ワタシ、歯をむき出して怒ってやってるワン。
そんな感じで、元気にしてるし、安心してワン。」
サイちゃん。。。
あんた、やっぱり向こうでも、歯むき出して怒ってるんかいなぁ~~。
あんまり怒りっぽかったら、嫌われるでぇ~。
でも、たくさんの友達と過ごしてるなら、
おかあさんも安心やわ。
信じられない速さで、月日が経っていきます。
毎年こんなこと言ってますが、
今年は特に、そう思います。
なぜかと言うと、、、、
毎回毎回、同じこと書いて申し訳ないけれど、
「去年の今頃は、、、」と思ってしまうから。
(2009年12月8、9日 帰って来ていた長男と。)
当時のサイちゃんの写真を改めて見てみると、
本当に弱っていました。
その時は、そう思わなかった、というか、そう思いたくなかった、
こんな状態でも、まだまだ頑張ってくれる、、、
と信じていた私は、馬鹿だったのかなぁ。
確実に弱っていることを認めて、
片時でもサイちゃんのそばを離れず(実際は無理やけど。)
できるだけ抱っこしてやればよかった、、、
そんなことを毎日思ってしまいます。
実は、まだ年賀状を買うことさえしていません。
「喪中葉書」にしたい気持ち満々なので。
いや、送ってくださる年賀状は、すごくありがたいんです。
私自身が出す気になれなくて。。。
皆さん、「サイママのそんな気持ち聞くの、もううんざり~。」って思われたら、
ごめんなさい!
でもね。ペットを飼っている者は、
誰しも必ずこういう想いをすることになるんです。
むっちゃんの今の気持ちを考えると、
今年1月の、私の気持ちとだぶってしまい、
とてもとても、胸が痛みます。
なぜなら、むっちゃんと、ご主人のchikaちゃんが大切に飼われていたシロちゃんが。。。
今月3日に、永遠の眠りについたからです。
9月に、シロちゃんに会いに行ったときは、
今だから話せますが、
むっちゃん、かなり覚悟を決めている様子でした。
でも、それから2ヶ月以上頑張ったシロちゃん!
むっちゃんも、一生懸命介護されました。
シロちゃんも、むっちゃんも、chikaちゃんも、ほんまにお疲れ様!
シロちゃん、向こうでサイ子に近づいたら、きっと歯をむき出して怒ると思うけど、ごめんね。
そんな時は、つまさんちのぶうこちゃんのところへ行って、
慰めてもらってねぇ。
ぶうこちゃんは優しいから、サイ子みたいに怒らへんと思うわ。
シロちゃん、安らかに眠ってね。
去年は、サイちゃんのサークルが、
狭い居間の大半を占めていたし、
それにサイちゃんの介護を優先していたし、
年末の大掃除は、思い切り手抜きでした。
今年は、、、特に理由はないけど、やっぱり手抜きになりそうです。
さてさて、季節はどんどん冬らしくなっていってますが、
前回の日記に書いた、絵画展を見に行った翌日、
これまた近場の紅葉を見に行って来ました。
2週間も前のことで、季節の逆戻りのようですが、見てください。
テクテク歩いて向かった先は、「赤山禅院」です。
赤山禅院は比叡山延暦寺の末社でありながら、
陰陽道の守護神である泰山 府君(たいざんふくん)が赤山明神として祀られているという、
神仏習合の珍しい寺院で、
古来より、もみじ寺として親しまれています。
・・・と、あたかも前もって調べたように書いてますが、
実はそうじゃないんです。
ここに書くにあたって、急いで調べたわけですが、
そのため、あとで、すご~~く後悔することになります。。。
平安神宮の、あの大鳥居とは全く対照的ですね。
「え? お寺やのに鳥居?」って思ったけど、
上に書いたように、「神仏習合」ということなんですねぇ。
かなり前に、ここを車で通った時に見た、
鮮やかな「紅色」の紅葉がすごく印象的だったので、
前から見に行きたいと思ってたんです。
でも、、、あれぇ~~?
ここにはないやん。
この鳥居の中へ、当時は車が入っていったのかなぁ?
ま、とにかく中に入って行きましょう。
山門のこっち側にもあっち側にも、紅葉が広がっていますね。
門をくぐって歩いていくと、こんな灯籠が。
ここにも、さっき載せた石の鳥居と同じく、「赤山大明神」って記されています。
へぇ~、もみじ祭かぁ。
この日は、最終日に近いせいか、露店もあまりなく、
お茶をいただける所があったぐらいでした。
来年、もっと賑わう頃に、行ってみよっかなぁ。
御神水のそばにも、美しい紅葉が。。。
この小さな女の子の目には、紅葉が、どのように映っていたんでしょう?
いったい何歳ぐらいを機に、葉っぱや花の彩りを通して、季節の移り変わりを、
しみじみと感じるようになるのかなぁ・・・・・?
そうそう、ぶら下がっている手拭いに、「赤山禅院」って書いてあったのには、ちょっとびっくりしました。
ふと前を見ると、こんなものが。。。
「還念珠」というものです。
これに関しては、立て札に説明書きがあったので、見て下さい。
発願文を唱えなかったけれど、くぐってみました。
もう一箇所、還念珠がありました。
では、境内の中の紅葉を、曇り空の下、ちょっと暗いですが、見てくださいね。
寒桜が咲いていたので、紅葉をバックに。。。
今度は椿と一緒に。
派手さはないけれど、どこか趣きのあるこの赤山禅院、
この間の永観堂や南禅寺のように、さほど人が多くなくて、穴場かもしれませんね。
で、さっき書いた「後悔」というのは、、、
調べている時にわかったことがあるんですよ。
延暦寺は平安京・京都御所の鬼門の方角(東北)にあり、
鬼門除けとして建てられたお寺だそうですが、
この赤山禅院も鬼門除けとして、拝殿には「皇城表鬼門」と書かれていて、
屋根の上に、御幣と鈴を持ったお猿さんがいるらしい。。。
えぇぇぇ~~~? お猿さん?!
そんなん、気づかへんかったし!
近いんやし、いつか行って、確かめようと思います。
ここでちょっと、調べたことを紹介。。。
まず、創建された始まりについてですが。
天台宗の歴史において、大きな役割を果たした祖師のひとり、慈覚大師円仁が、
遣唐使団とともに入唐し、困難な留学を終え、その帰路の途中、
登州(現在の山東省)の赤山という地で下船し、
赤山の山中にある赤山法華院に滞留したそうです。
そこで、赤山の神々に五台山巡礼を願い、
成就すれば日本に赤山禅院を建てることを誓ったそうなのですが、
その願いを果たせず、
病床で、弟子である安慧たちに遺言の中で命じたらしいです。
この慈覚大師円仁が、唐からの帰りに嵐で船が転覆しそうになった時、
赤山明神に助けられたので、赤山明神をお祀りしているらしですよ。
また、この赤山禅院は、
天台宗比叡山延暦寺の千日回峰(せんにちかいほう)という荒行に、
深く関わりがあるらしいです。
「千日回峰」というのは、7年かけて、比叡山の峰々を廻って礼拝する修行で、
比叡山から赤山禅院の赤山大明神に花を供えに下り、ふたたび比叡山へと上るということで、
「赤山苦行」の場となるわけです。
なぁんか、毎度毎度のことですが、
調べれば調べるほど、奥が深いことに気づきますが、
まだまだ調べ足らないので、
詳しくお知りになりたい方は、
こちらをご覧くださいね。
今年は、近場ながらも、何箇所か紅葉を楽しむことができました。
来年は、もう少し足を伸ばしてみよっかなぁ。
そういえば、東福寺の紅葉って、見たことない。
(というより、東福寺自体、行ったことがない!)
来年こそ、すっごい人出を覚悟で、行ってみよっかなぁ?
この冬、次に風景をここに載せるとしたら、
雪景色かなぁ・・・?
「おかっしゃん。ワタシに何度か会いに来てくれはったむっちゃんとchikaちゃんとこのシロちゃん、
もうこの間から会ってるワン。
なかなか大人しい子やワン。
ワタシがここに来てから、次から次と、
おかっしゃんのこと知ってる子がやって来るワン。
ワタシは今まで見たことないのに、みんなおかっしゃんのこと知ってるし、
安心して遊んでるワン。
でも、あんまりしつこぅ寄ってくる子には、
ワタシ、歯をむき出して怒ってやってるワン。
そんな感じで、元気にしてるし、安心してワン。」
サイちゃん。。。
あんた、やっぱり向こうでも、歯むき出して怒ってるんかいなぁ~~。
あんまり怒りっぽかったら、嫌われるでぇ~。
でも、たくさんの友達と過ごしてるなら、
おかあさんも安心やわ。
by sai-n.1020 | 2010-12-12 23:35 | 風景